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’57  昼下がりの情事 Love in the Afternoon

  この映画も、私が中学1年頃見た懐かしい映画です。チェリストの卵である可愛いオードリー、男の中年の良さたっぷりのゲーリー・クーパー。オドーリーの父役兼私立探偵役のモーリス・シュバリエ。「昼下がりの情事は、クロード・アネの小説「アリアンヌ」の映画化。名曲「魅惑のワルツ」を主題歌にパリの街に繰り広げられるロマンチック・ラブ・ロマンス。
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 パリの私立探偵クロード・シャヴァッス(M・シュヴァリエ)は、アメリカの億万長者フラナガン(G・クーパー)とX夫人の濡れ場を盗み撮るという仕事引き受ける。依頼人のX氏がその写真を見て、フラナガンを殺すと息巻く。
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この話を聞いてからは、この事件が気になってチェロの勉強どころではない。
父親が不倫の調査をする富豪で世界的なプレイボーイのフラナガン(クーパー)の命をふとしたことから救ってしまう。そして彼女もまた彼の魅力に獲り付かれてしまうが、世界中に恋人を持つプレイボーイに対して思いっきり背伸びをし、自身を謎めいたプレイガールを装うことで、逆にフラナガンを振り回していくのだが・・・。
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逆に小娘のようなアリアーネに振り回され、終にフラナガン自身がシャヴァッスに、名前もわからないこの女性の事を調べさせると・・・。
億万長者フラナガンがアリアーヌの真実の無垢な姿を知った時、パリを去る決意をする・・・・。
アリアーヌはリオン駅ホームまで見送るがお互いに別れがたい。
ラストの名場面、列車が発車するとフラナガンは、遂にアリアーヌを列車に抱えあげる。
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 名匠ビリー・ワイルダーが、『麗しのサブリナ』に続いてオードリー・ヘプバーンの魅力を存分に引き出したロマンチック・コメディの名作。“魅惑のワルツ”の美しい調べに乗せて、年上の男に憧れる音楽学校の学生アリアーヌの背伸びした恋がユーモラスに、またロマンチックに描かれる。勿論ゲイリー・クーパー、モーリス・シュヴァリエという米仏を代表する二大スター。
この時、ゲーリー・クーパー56歳、オードリー・ヘプバーン28歳!
ロマンチックなハッピーエンドな、見やすい良き時代の名残が一杯なお洒落な映画です。
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左からG・クーパー 監督ビリー・ワイルダー A・ペップバーン M・シュバリエ
考えてみれば、この4人はもうすでに居ない人達。寂しいねー!

by ester-park | 2007-09-11 23:25 | 懐かしい映画いろいろ
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