1920年代のモンタナを舞台に、フライフィッシングで結ばれた兄弟と父親の家族の絆を描く人間ドラマ。監督・製作は「普通の人々」のロバート・レッドフォード。
牧師の家庭で厳格に育てられた兄弟。だが、エリート大学の大学院を卒業した生真面目な兄ノーマンと、自由奔放で天真爛漫な弟ポールとは、正反対の性格だ。成人してからは違う道を歩む2人だが・・・ 兄が久し振りに大学院卒業して帰郷した後、兄弟で早速川に入り、釣りをする。ノーマンは、弟のほとんど芸術と化したフライフィッシングを見つめていた。 ある晩ノーマンが家に帰ると警察から電話が入り、ポールが留置所に保護されているというのだ。ポールの哀れな姿を見たノーマンは、彼がトラブルに巻き込まれていることに気づく。ノーマンは弟ポールが賭けポーカーで多額の借金があることを初めて知る。ノーマンはポールを助けようとするが、ポールは是は自分の問題だと断る! そんなある日、ノーマンはシカゴ大学から教授職のオファーを受け取る。翌朝、フライフィッシングに現れたポールに、ノーマンは一緒にシカゴに行かないかと誘うが、ポールはそれを辞退する。そして川に入り、今まで誰も見たことがないような大物を見事に釣り上げる。 ある日ノーマンは、警察に再び呼び出された。彼は家に戻ると、ポールが殺されたことを両親に報告する。そして父にだけはポールがイカサマをして右手を潰されていた事実を告げる。その後も死の様子を詳しく知りたがる父親に、ノーマンが「少なくとも、僕たちの知っているポールは素晴らしいフィッシャーだった。それで充分じゃないか」と言うと、父は「それだけじゃない。ポールは美しかった」と答えるのだった。 ブラッド・ピットを一躍スターダムに伸し上げた作品。 全米わずか12館で封切られた本作品は、公開4週目には公開館数795館となる、驚異的なヒットを飛ばした。 兄弟は互いと父を深く愛しながらも、それを表現するのは不器用であったために、必要な時に助けを求めたり、それを素直に受け入れることが出来ない。ラスト、年老いたノーマンが故郷の川で言えなかった弟への想いをフライ・フィッシングをしながら思い出すとともに、美しい川の流れる映像が映し出されるところに、この作品のすべてが詰まっているような感じがする。人々の人生は様々で、楽しい事・悲しい事・苦しい事はあるが、そんな時の流れのなかで、川は変わらぬ姿で流れ続ける(A River Runs Through It) 大自然に対し人間の惨たる姿を改めて感じさせる最後をしみじみ感じさせられるラストである。 杜甫の「登高」を思い出しました。 ブラッド・ピットの笑顔が素晴らしい!!!この映画は何度見ても、又見たくなる映画である。 是非見て頂きたい映画です。
by ester-park
| 2009-08-18 01:02
| DVD 大好き!
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